氷室歳時記
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歳時記の表紙
内容の見本
凡 例 一、季の配列は、春・夏・秋・冬・新年の順とし、季ごとに季語を 時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物に分類した。 一、見出し季語・関連季語（傍題）の選定及びそれらの順序等は、 おおむね俳人協会編『季題別現代俳句選集』に準拠し、さらに 講談社『日本大歳時記』などを参考にした。 一、季語・例句の表記及び例句のルビは原則として歴史的仮名遣い とし、季語のルビ及び索引は現代仮名遣いとした。 一、漢字の表記は原則として『広辞苑』第五版（岩波書店）に準拠 した。 一、例句は、氷室同人・会員の自選の応募句を中心に、『氷室』氷 華集、主宰金久美智子・先師小林康治・同人の句集などから抜 粋し、主宰が再選して決定した。会員句掲載順は不同。作者数 は三四九名である。 一、二二七一の見出し季語を掲載した。掲載すべき例句のない季語 は省いた。掲載した句数は七三九五句である。 一、巻末に五十音順の見出し季語索引をつけた。
あとがき 私達の師、小林康治が急逝されたのが、平成四年の節分の朝でした。 先生の主宰誌「林」は記念号を以て終刊となりました。 同年十二月、私は俳誌「氷室」を創刊主宰、今年で八年目となりまし た。 結社歳時記を出すのは、五周年の事業として計画をしたのですが、私 の選句が遅れ、八年に入ってしまいました。 併し、若い結社の総力を挙げての事業として世に問うものにするには、 遅れも必要だったかと思います。 今年のご命日の墓前に、我々のその後の精進の証としてこの一巻を捧 げることが出来るのは、大きなよろこびです。 平成十二年一月 金久 美智子